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為替相場の決定理論②金利平価説

続いて金利平価説。

金利平価説は、為替レートは自国通貨と外国通貨の名目金利の差によって決定されるという説。

ドルと円で考えよう。

ドルの名目金利が5%、円の名目金利が1%で、現在のドル円は1ドル100円、一年後の為替レートをEとする。

このときに、ドルは一年後に1.05ドルに増える一方で、円は一年後に101円に増える。

仮に筆者が巨万の富を持つ投資家(日本円でリターンを評価)であるとしよう。

5%の金利がつくドルに投資すべきか、1%しか金利がつかない円に投資すべきか。

それは1年後の為替レートにかかっているわけだ。

仮に、ドルと円の一年後の価値に差があれば、どちらかを売り、どちらかを買うはずである。前回説明した裁定取引だ。マーケットは効率的で、差があるとすれば、すぐに裁定取引で価格は修正される。

仮に差がないとしたら、つまり、一年後の1.05ドル=101円であれば、ドル円は96円となる。

これが金利平価説から求められるドル円の1年後の理論価格だ。

つまり、高金利の国の通貨は下がるというのが金利平価説のインプリケーションだ。

個人投資家の中で、高金利国(オーストラリア、南アフリカランド)に長期で投資する人がいるが、

高金利国の通貨は理論上下がるのだ。

下がらなければ、裁定取引が働いていないのだろう。一時的に市場は非効率となることがある。

ただ、本質的には、高金利通貨への投資は勝ちやすいとはいえないことが、金利平価説から分かるだろう。

また、前回紹介した購買力平価説(インフレしている国の通貨は下がり、デフレしている国の通貨は下がる)

との関連で言うと、インフレしている国はインフレ抑制のため高金利政策をとりやすく、デフレしている日本の

ような国は低金利政策を採りやすい。非常に整合的だ。

まとめると、高金利、インフレの国の通貨は理論上下がり、低金利、低インフレの国の通貨は上がるということだ。

高金利通貨ファンドなどの投資信託が高金利をうたい文句に個人投資家の間で大人気だが、金利平価説を勉強した今、

理論上全く有利な商品ではないことが分かっただろう。


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07 : 39 : 47 | ファイナンス理論 | トラックバック:(0) | コメント:(2) | page top↑
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コメント:
FX
金利平価説/購買力平価説 では、現在の高金利の通貨の上昇を説明できなくないですか?実際に、政策金利が上昇した直後は為替は強くなりますから。このあたりの説明までしてほしいです。金利平価説/購買力平価説までの説明は誰でもできると思うのです。
by: FX * 2012/08/04 19:15 * URL [ 編集] | page top↑
Re
購買力平価、金利平価だけで為替を予測することはできないです。短中期で他の要因が影響するからです。
ただ、どちらの理論も長期の為替予測に適しているのは事実です。
例えば、高金利通貨の豪ドルは上昇してますが、それは豪ドルの通貨としてのポジションがただの高金利通貨ではなくなってきているからです。他の主要通貨のファンダメンタルが悪化しているため、中央銀行などが外貨準備として豪ドルを買っています。ただ、購買力平価に基づく豪ドルの理論価格は、豪ドル円ですと1豪ドル60円くらいです。下落余地はかなりあります。ただ、他の要因が強まっているため、理論価格を大きく外れています。
また、金利平価説については、政策金利が上昇すると、それを織り込んで一瞬にして通貨は上昇します。そして理論価格はスポットレートから金利差分低い水準に変わります。もし、政策金利が上がることを誰よりも早く予測して事前に買っていれば為替レートが上昇して儲かります。ただ、政策金利が実際に上がった後に、ポジションを持てば、下がる可能性が高くなります。理論価格はそのポジションよりも下にあるからです。つまり、FXさんが仰っているのは、マーケットの誰よりも早く政策金利の上昇を予測していてポジションをとった場合のことです。
> 金利平価説/購買力平価説 では、現在の高金利の通貨の上昇を説明できなくないですか?実際に、政策金利が上昇した直後は為替は強くなりますから。このあたりの説明までしてほしいです。金利平価説/購買力平価説までの説明は誰でもできると思うのです。
by: 桜井基央 * 2012/08/07 00:58 * URL [ 編集] | page top↑

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